結城友奈は勇者である 花結いのきらめき

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企画・原案が、みなとそふとのタカヒロさんということで、ずっと気になっていた「結城友奈は勇者である」。第二期の放送と共に第一期もAmazonプライムビデオで会員無料で配信されていました。ホント、いいサービスですね、Amazonプライムビデオは!

時同じくして、Twitterを見ていると結城友奈のソーシャルゲームがサービス開始になったいうプロモーションツイートが頻繁に流れてきました。オープニング曲「ホシトハナ」をmora(ソニーの音楽ダウンロードサービス)で購入してしまうくらいにはハマってきたので、せっかくだから遊んでみることにしました。

実は私、原作つきのソーシャルゲームをやるのは、これが始めてでございます。

メインモードであるストーリー。このゲームのコンセプトが分かるオリジナルシナリオ「花結いの章」をクリアすると、第一期のシナリオ「結城友奈の章」が遊べるようになります。

で、この「花結いの章」が意外とクセモノ。

アニメ(第一期・第二期)しか見てないと、分からない子たちがいる…。

このゲームを始めて、初めて知ったのですが、結城友奈シリーズ(以下ゆゆゆ)は、アニメ以外にも小説やコミックなどメディアミックスに展開しており、アニメの舞台となる結城友奈がいる「時間」「場所」とは別の勇者が複数存在するという設定になっているようです。神樹様のおかげで四国だけが生き残ってるんじゃなかったのかと、アニメしか知らないにわかファンであるところの私は動揺が隠せなかったのですが

さらに動揺が隠せないのは、鷲尾須美の章に登場する、小学生時代の東郷さんである鷲尾須美と乃木園子と、中学生時代の東郷さんと乃木園子が同時に出てくると言うこと。要するに時間が違う同一人物が一堂に会するという豪快な展開になっており、タイム・パラドックスを強引に収拾する豪腕ぶりに武者震いが止まらなくなります。

さらには結城友奈と同じ容姿の高嶋友奈というキャラクターまで出てきて、ゲシュタルト崩壊が止まりません。

要するに、アニメだけ見ている人、私のようなにわかではついていける内容ではないということです。むー。

一応、花結いの章で漠然とキャラクターを説明してくれますが、前知識がないとちょっと理解できないところがあります。

なるほど、完全にディープなファン向けのようです。

この理由はガチャを回すとわかるのですが、何にせよこれでもベースとなる「勇者」の数が少ないので、イラスト違い、色違い、レアリティ違いの勇者が続々登場します。10連ガチャを回して夏澟ちゃんのバージョン違いが三連続で出てきた時はさすがに「oh」と声が出てしまいました。アニメ以外の勇者を加えても、そう多くないキャラクターを増やすため仕方がないと思うのですが。

そんなわけで、のっけからゆゆゆの熱い洗礼を受けた私ですが、とりあえずキャラの事は後からネットで調べようということで落としどころをつけ、ゲームを進めることにしました。

シナリオモードでは、ノベルゲームのように話が進んでいきます。
ここでのキャラクターの動きには驚かされました。
なにしろ、アニメのように登場人物の関節がすいすい動くのです。

先にも述べたように、原作つきのソーシャルゲームを遊ぶのは始めてで、他に遊んでいるソーシャルゲームもグランブルーファンタジーだったりファイアーエンブレムヒーローズといった、止め絵がメインのゲームばかりです。

Live2Dなどで二次元の絵が動くようになって久しいですが、ゆゆゆいのキャラの動きは髪が揺れるとか、表情が変わるとか、そういうレベルではありませんでした。すごいなぁ、最近のゲームは。

このキャラの動きだけ見ていても楽しいので、シナリオも楽しく進めることができます。

ところで、東郷さんの胸の動きだけ特別に凝っていて、制作スタッフは分かっているなぁと思ったり。特に中学時代の勇者姿になると、東郷さんの豊満な胸がたゆんたゆん揺れるので見応えがあります。

シナリオモードはドラマ部があるマスと、バーテックスとのバトルがあるマスがあり、それぞれのマスを進みながらストーリーや試練を乗り越えていきます。

バトルはリアルタイムのディフェンスバトル。左から押し寄せてくるバーテックスをひたすら切り刻んで、神樹様(右の赤いライン)へ到達するのを防ぎます。

バトルに出せる勇者は三人、そしてフレンドの計四人。

勇者は原作準拠で攻撃方法や移動速度が変わってきます。とはいえほとんどの勇者が接近戦で四近傍のザコをオートで攻撃するタイプ。東郷さんのような射撃タイプは、どのマスにいようが同じY軸の敵を攻撃してくれます。
夏澟ちゃんのような移動速度が速い勇者は、ボスの攻撃などで防衛線が崩れた時に、すばやく敵の前に回り込んで進撃を食い止めてくれます。

このように勇者ごとに特性が違うので、うまく組み合わせてパーティ編成するのがコツ…なのですが、ガチャの成果によって手持ちの勇者は限られてしまうので、意外といい加減な編成でもなんとか勝てます(笑)。

左上の数字がボスが登場するまでのザコの数。これが0になると、ボスが出現します。
この数字は有利な属性で殴ってクリティカルを出すこと、そしてスキルを発動して倒すことで大きく減らすことができます。
ボスの登場および討伐が画面中央上部に表示されているタイムが0になるまでに倒すと、戦闘終了後タイムボーナスがついて報酬が貰える仕組みになっています。よって、いかにザコを素早く倒すかがこのゲームのキーポイントであり、バトルを楽しむポイントとなっています。

しかし基本的には最前線(右端)で戦うことになるので、せっかくの範囲系スキルもあまり生きません。特に初級だと通常攻撃で一撃死するザコが多すぎて、まとめて倒す爽快感が得られない状況になりがちです。
なのでこのゲームの醍醐味を味わいたいなら、ザコのHPも増える中級以上、もしくはハード以上かなと感じています。

ボスを倒すと勝利画面になります。一番大きく表示されているのが、今戦のMVP。東郷さんががんばりました!
ポリゴンのキャラクターがかわいいのも、ゆゆゆいの良いところです♪

 

このようなディフェンスバトルを繰り返して、キャラのレベルをあげ、より難易度の高いクエストに挑戦するというのが、本作の基本的なコンセプトとなります。

ところで、バトルに勝利すると戦利品として「うどん」が手に入ります。

うどんは、勇者に食べさせることで経験値を増やすことができます。

そしてこのうどん、バトルしていると延々集まってくるので、所持数オーバーしないようにひたすら勇者に食べさせることになります。結果、バトルするよりうどんを食べたほうが早くレベルアップするという面白い現象になります。さすがうどんの本場讃州です。

また、プレイヤーのランクも簡単にあがるため、いつになってもスタミナが尽きないという怪現象が発生します。

足のアイコンがスタミナなのですが、上限64に対し現スタミナが115となっています。

スタミナ消費量が大きい高難度の曜日試練をやらない限り、通常のシナリオやイベントではスタミナを使い切らない(スタミナ0になるころにランクがあがって回復する)という事が多々あります。結果、スタミナ回復アイテムである東郷さんのぼたもちの出番がありません…。

まあ、長く遊べるのでいいとは思うのですが、これならスタミナいらないんじゃないのかなぁ…なんて思ったり(汗)
不思議なレベルデザインしているなと思ってしまいます。

 

以上、ゆゆゆいのレビューでした。

まとめると、ゆゆゆシリーズのヘビーユーザー向けで、私のようなアニメだけのユーザーには、勇者部以外のキャラクターに感情移入がしずらく、ちょっと敷居が高く感じました。

ストーリーは物語の内容を楽しんでもらうことを優先して、非常に難易度が低く設定されているようです。それに加え、うどんの大量生産のため勇者のレベルアップが早いこともあって、ユーザーフレンドリィな設計と思いつつも、若干単調です。
そのうえ、原作ではバーテックスが出てこないシーンでも、ゲームの都合上バトルモードが挟まっているので、無理矢理ゲームにしたかのような印象が否めません(仕方ないとは思うのですが)。

また手持ちの勇者次第では、ストーリーでは未登場のキャラクターがパーティに加わっていたり(例えば一話から夏澟ちゃんがいるとか)と、ちぐはぐさを感じる部分も。風先輩が「みんな!いくよ!」と言った直後のバトルで勇者部ではないキャラが出撃するわけで、ちょっとヘンに思ってしまいます。

先述したようにストーリー部での立ち絵が表現豊かで楽しい一方、戦闘中のシーンでもバーテックスのイラストが出てこないので、原作を知らないと何が起きているのか分からないのはバッド。バトルモードに出てくるボスバーテックスを貼るだけでも十分雰囲気が出ると思うのですが…。

キャラについてはガチャに頼らなくても、イベントをこなすことでSR勇者が揃っていくので、勇者がいなくてゲームが進めないということもありません。むしろキャラは大盤振る舞いでして、ガチャをまわす必要を感じないくらい、手持ちの勇者があふれます。キャラゲーとしては正しい方向性だと思う一方、勇者それぞれの性能差をあまり感じられないため(レアリティによる差は大きいのですが)、イベント産のキャラクターだけでなんとかなってしまいます。
そのため、ガチャ産勇者にあまりプレミアムさがなく、これで課金促せるのかなと心配になってしまう部分もあります。
まあ、原作ファンの方はキャラクター(イラスト)集めのために課金してくれるのでしょうけど…。

それにしても、原作つきのゲーム開発はストーリー+キャラ集めにするか、あくまでゲーム寄りにするのか、方向性を定めるのが大変そうだと思いました。

勉強になりました。

(文/赤蟹)

 


赤蟹

スベスベマンジュウガニ並みに猛毒を吐きまくる赤い蟹の人。「てらどらいぶ」の裏ボス。サイト管理とコーディング、デザインなどを担当。文章を短くできないのが悩み。