雷電VがPS4に出た今、ナツキ・クロニクル以外にXbox One(X)を買う理由がなくなってしまった
9/14、雷電Vのダウンロード販売が開始されました。
さっそくダウンロード版を購入して遊んでみましたが、はっきりいって面白すぎです。
ダウンロード版なので定価購入でしたが、約7400円の価値はありました!
(シューティングはディスクの入れ替えがめんどくさくないようにDL販売で買うことにしてるのです)
Ⅱへの回帰をはかったⅣと比べると、これまでのどの雷電にも似ていない、完全新規の雷電といえる内容でした。
家庭ゲーム機用らしく残機制からダメージ制となり、かつての雷電らしく死んだらリカバリーできないということもありません。なんとか新規のユーザーを取り込みたいという努力が伺いしれるデキと言えるでしょう。
またSNS時代らしく同時間に遊んでいるプレイヤーに「いいね!」することでチアーパワーがたまってボムと違った全方位攻撃が可能になるなど、今までにないシステムを搭載し、新世代のシューティングらしい作りになっているのも高ポイント。
問題があるとすれば、ゲーム内から参照できるオンラインマニュアルがなかったこと。ダウンロード版を買った雷電初心者は、パワーアップアイテムやボタンの役割、チアーのシステムとかさっぱり分からないんじゃないですかね。私もネットで調べて(公式ページを見た)ようやく分かったくらいですし。
オンライン版にはミニサントラが後ほどついてくるそうですが、オンライン販売も見越しているなら、ゲーム内マニュアルは必須だったんじゃないかなと思いますね…。
ところで雷電VといえばXbox One専用ゲームとして販売されており、Xbox360シューターからXbox Oneユーザーへの正統進化した人からすると、Xbox Oneを所有する理由となっていたソフトの一本だった思います。
かくいう私も、Xbox One Xを購入した暁には雷電Vを買おうと思っていました。
それがPS4に移植された上、ディレクターズカットとして追加要素(というより、Xbox One版の各種バージョンアップ)までついて販売されてしまいました。
前世代ではシューティング=Xbox360という図式ができていました。
しかし代替わりした現在、PS4にはアーケードアーカブスがあり、ダライアスバーストCSがあります。さらに閃光の輪舞2もPS4用(+PC用)として発売されてしまいました。
これは、家シューターとしてのマストハードがXbox陣営からPS4に変わってしまったということを意味します。
ただでさえ国内向けのゲームがなく、微妙な立ち位置となっているXbox One。Xbox360が担っていたニッチ路線(というよりシューティング路線)も消えてしまうとなると、ForzaシリーズやHaloのファンでもない限り、Xbox Oneを買わないとならない理由がありません。
実際、今回の雷電Vの移植でまた一つXbox Oneを買う理由が消えてしまいました。
となると、いつものようにナツキ・クロニクル次第という話になるのですが、ナツキ・クロニクルも2017年発売とアナウンスされただけで、相変わらず続報が入ってきません。
そして仮に今年中に発売されたとしても、このままではXbox Oneはナツキ・クロニクル専用機になりかねません。Forzaも遊びたいところですが、すでに日本を主市場としていないのかありありと見えて、あえて買おうという気になれないのが残念です(なによりPCで遊べてしまいますし)。PS4でも来週(9/22)PROJECT CARS 2が発売になりますし(もちろん買います!)、あえてForzaを遊ばないといけない理由もなくなってしまったのですよね。まあ、Xbox Oneを買ったらForza Horizon3は買ってしまいそうですが(笑)。
今年の11月には上位機種であるXbox One Xも発売されますが、日本人にとって魅力的なオリジナルタイトルが出ない限り、日本国内でこの不利な現状を抜け出すのは難しいのかなぁ…と思います。
そんな不利をナツキ・クロニクルが覆してくれるのか。
うーん…応援したいところですけど、難しいのかな、と現実的には思ってしまいますよね。
特にオチはないです。
(文/赤蟹)