シヴィライゼーション6発売!さっそく遊んでみました(その4 お金と交易編)
そういえば弊サイト「てらどらいぶ」の(表の)管理人の団長は、かつてCiv4WikiにPBEMのプレイレポを書いていました。
・2007年2月6日WL PBEM対戦プレイレポート(ケルト視点)
私も実はプレイヤーとして参加していたのですが、今の今まで忘れてました。
なおPBEMとは「Play by E-mail」で、メールによってセーブデーターを各プレーヤー間を回してプレイする方式です。オンライン対戦が一般的でなかったことと、メールでのやりとりなら時間を拘束されずに遊べるという利点があり、友達がPBEM用の外部アプリケーションを作って遊んでいたのです。
懐かしいなぁ。あれからもう9年になるのかぁ…(遠い目)。
まあ、そんな私の思い出話はさておき、今回はシヴィライゼーション6(以下Civ6)のお金の話です。ここに来ていきなり現ナマ臭い話になりました。
あくまで1プレイだけやった私の感想ですので、実際のところとは違う点があるかも知れません。その点だけがあらかじめご了承ください。
さて。Civ6ではあらゆるものがお金(ゴールド)で買えます。建造物やユニットは言うまでもなく、偉人までもがお金で買えてしまいます。
ゴールドの使い道が増えたということは、これまで以上にゴールドの重要性が高まったということです。
旧作では設備やユニットの維持費、外交時の条件として使われることが主だったゴールドですが、その後かつては人口を消費して「購入」していた建造物やユニット、そして領土がゴールドで買えるようになり、本作ではその幅がさらに広がりました。
カネにものを言わせることができるのは以下の通り(維持費は除きます)。
- 建造物
- ユニット
- 領土
- 偉人
逆に買えないのはこの三つ。
- 世界遺産
- 区域
- 技術と社会制度
- 労働者や工兵が行う土地改良
お分かりでしょうか?
建造物については、HEXを専有するものはゴールドで買えません。これは用水路など他の建造物で拡張できない区域も含めてです。
しかも前々回の記事の通り、区域を作らないと建てられない建造物もあるので、ゴールドがいくらあっても区域がなければ発展が見込めません。
こう書くと「なんだゴールドって言うほど万能じゃないじゃん」と思われそうです。
しかし、逆に考えれば世界遺産と区域以外は買えるのです。
つまり、都市の生産スロットは基本的には区域や世界遺産に使い、ゴールドで買える建造物やユニットは買ってしまえばいいということです。
また、開拓者によって建設された都市も、ゴールドがあれば文化を算出し領土を拡大してくれるモニュメントや、食糧と住宅をもたらす穀物庫、そして資源を有効活用や農場建設ができる労働者を揃えることができ、スタートダッシュをいいカンジに決めることができます。
なので、ゴールドの量があればあるほど展開が早くなり、ライバルより一歩先に進めるようになる…と思います。
本作には黄金期、黄金時代がありません。一気にゴールドや獲得リソースが増えるタイミングがありません。そのため普段からのキャッシュフローが重要になります。
必要以上のユニットを抱えない、建造物を作らないというシヴィライゼーションシリーズの基本は押さえるとして(もっとも、建造物については区域が作れず作れない事が多いのですが)、ゴールドの獲得量を増やす建造物を優先的に作る、交易で稼ぐ、経済政策スロットが多い政体を選択するなど、より多くのゴールドが稼げる国作りを目指していくことが肝要です。
さて、ゴールドを増やす建造物、市場や銀行などは、区域の概念が生まれた本作では「商業ハブ」がなければ建設できません。おそらく最初に作る区域はキャンパスか商業ハブのどちらかになると思いますが、個人的には商業ハブをオススメします。ゴールドがあれば、あとはどうにでもなるからです。
ゴールドを稼ぐ上でもう一つ重要になるのが「交易」です。
Civ5で交易は、各都市に紐づいた隊商によって行っていましたが、Civ6では文明全体で作成できる交易路数が共有されることになりました。代わりに都市ごとの交易路の上限もなくなったので、極端な例をあげれば全ての交易ユニットを首都から出発させることも可能になりました。
交易路の上限は商業ハブ、港区域を1つ作るごとに1つ増えます。また、大商人を商業ハブで使う事によって増える場合もあります。隊商宿などで手軽に交易ユニットの上限を手軽に増やせなくなったため、制限のかかる中でより有用な交易路を選択する必要があります。
例えば昨日も紹介した張騫は、文明の交易路を+1してくれます。大商人を出現させる「大商人ポイント」も商業ハブごとに算出します。
商業ハブを作れば大商人が生まれやすくなり、パッシブでゴールドが稼げるほか、交易路も増やす事ができます。また、交易ユニットが商業ハブを通過することで交易の産出量が増加し、さらに商業ハブを中継してさらに遠方の都市へと行けるようになります。この交易ボーナスは、自国他国問わずに反映されます。
交易はゴールド以外にも科学力や文化力も増やしてくれます。また、自国内の都市同士の場合、食糧のやりとりもしてくれます。既に発展した都市と建設したばかりの都市を交易させると、その分人口増加を加速させることができます(住宅があることが前提となりますが)。なので交易路数を増やし、ユニットを限界まで作ってゴールド以下のいろいろなリソースを稼ぐことが重要となってきます。常に交易路数限界まで交易ユニットを運用すると良いと思います。
なお、当然ながら交易ユニットもゴールドで買えます(笑)。
また、交易路を増やしてくれる港区域もゴールドを生み出してくれます。
さて、ここまで読んでお気づきになられた方も多いかと思いますが、実は本記事のヘッド画像、交易路を使い切ってないのです。非常にダメですね。こういう雑なプレイ。
なので、本記事は体験や自分の失敗を踏まえて書いてみました。
そんなわけで次回は、1プレイ通してやってしまった「しくじり」について書いていこうと思います。
※「てらどらいぶ」の他のシヴィライゼーション6の記事はこちら!
- シヴィライゼーション6発売!さっそく遊んでみました(その1)
- シヴィライゼーション6発売!さっそく遊んでみました(その2 都市開発編)
- シヴィライゼーション6発売!さっそく遊んでみました(その3 政治と文化編)
- 【Civ6】シヴィライゼーション6のセリフが聞こえないときの解決法
(文/赤蟹)