いつの間にか入っていたYahoo!プレミアムをやめようとしたら…
ふとクレジット明細を見たら、Yahoo!から498円も請求がきていました。
なにこれ?
利用した覚えのない引き落としに動揺しつつ、最近ニュース以外はまったく使ってないYahoo!にログインします。
すると…
Yahoo!プレミアム!?
なにそれ。入会した覚えないし。
Yahoo!の有料サービスで利用したのは、去年気の迷いから婚活しようと思って入会したYahoo!パートナーくらい。
Yahoo!パートナー自体はすぐに気が合う人が見つかって退会したのですが(すぐ別れてしまいましたが)、一緒に入会していたらしいYahoo!プレミアムには入会しっぱなしだったようです。
Yahoo!パートナーの有料サービスに入会しようとすると、このようなプランが提示されます。
しかし、その下には赤枠で囲まれた必ず、こちらをご確認ください。との文が。
■Yahoo!パトナーの有料プランは自動更新となっております。
…これは分かります。
■Yahoo!プレミアム会員も同時にお申し込みできます。
お申し込み手続きの際にYahoo!プレミアム会員にも同時にお申し込みできるようになっております。(以下略)
別途Yahoo!プレミアム会員費が毎月発生します。(以下略)
ん? 「同時にお申し込みできるようになっております。」とはどういうことでしょう??
日本語にスムーズさを感じません。遠回しになにか隠しているような言い方ですよね。
実際、Yahoo!プレミアムの課金はYahoo!パートナー利用時から発生しているようで、同時にもお申し込みしたのは間違いありません。でも、今の今まで存在を認識しなかったのは、私がなんの注意もなくオプションサービスを申し込んだからなのでしょうか? でも、入会した記憶はないんだけどなぁ…。
まあ、この件については後回しにして、とりあえず、Yahoo!プレミアムを退会することにします。
Yahoo!パートナーを退会したのはら8ヶ月前。かつては410円だったのですが、よりによって今年の3月から498円に値上げしていました。結果、あわせて約3,500円も無駄使っていた模様。もったいない!すっかり眠り会員にさせられていました。
利用明細から利用停止を選択すると、ありがちな退会のデメリットが並べられたページに飛ばされます。
残りの使用期間(要するに末日の日数)が表示されていますが、末日まで待ってから退会しようとすると、高確率で0時過ぎてから気づき、来月も利用継続するハメとなります。もったいないと思わず今すぐ解約しましょう。
続いてGYAOがお得に利用できるという微妙な案内が。三ヶ月無料なだけです。使う価値ありません。Yahoo!プレミアムの月会費とGYAOの利用料金を払うくらいなら、Amazonプライムビデオを見ていたほうがマシです。
この下にはお得なクーポンやTポイント特典などが続きますが、クーポンにも興味ないし、Tカード持っていないので不要です。
まだ続くのか!
お買い物の保証が受けられないという案内と、もろもろのサービス利用料が通常料金に戻るという警告が表示されます。
どれも使っていないので続けます。
あ、あれ?
Yahoo!プレミアムの登録解除をしていたはずですが、なぜか楽天臭のするな胡散臭いキャンペーンのエントリー画面になりました。
下にデカデカと「エントリーする」のボタンがありますが、これは罠。
正解はその下の小さな文字で書かれた「キャンペーンにエントリーせずに登録解除される方はこちら」です。
出た、アンケート。
こんな退会阻止方法、ガラケー市場の消滅と共に消えたと思っていたのですが、2016年の今日まで残っていたんですね。
呆れを通り越して大爆笑です。
アンケートの退会理由のプルダウンに「特典に魅力を感じない」「他によいサービスを見つけた」等々いろんな理由がありますが、どれかを選ぶと永遠の世界に放り込まれるかもしれないので「その他の理由」を選択。該当していてもその他を選んだほうが無難です。
とまぁ、遷移7回をへてようやく退会できました。
Yahoo!プレミアムは、解約月の月末までは、追加費用なしで使えるんです!
ということは、月末まで使っているほうがおトク!
…と再入会をうながされますが、さっさとブラウザを閉じてしまいましょう。
さて。
せっかく退会したので、Yahoo!パートナーについて試してみましょう。
入る気は無いので、真ん中の三ヶ月プランを選びます。
デフォルトでYahoo!プレミアムへの入会のチェックが入っていました。
チェックを外すと価格が跳ね上がります。
なお、どちらの画面でもYahoo!プレミアムの月会費は記載されていません。確認するには別ページに飛ぶ必要があります。
まさかこの時点で毎月498円が上乗せされるなんて思わないですよね。購入時の金額表示、これで法律にひっかからないのでしょうか? さすがにYahoo!(ソフトバンク)は法務もしっかりしているはずなので、このあたりはチェック済みとは思いたいところではありますが。
よく見ると最初の画面にもYahoo!プレミアム会員価格と書かれており(赤枠内)、Yahoo!プレミアムに入会しなかった場合の通常価格は灰色で目立たないように書かれていました(青枠内)。もちろん、ここにもYahoo!プレミアムの会費の表示はありません。実際には月割りのプラン料金に498円が上乗せされることになります。
賢い人はお分かりでしょうが、1ヶ月プラン以外では、Yahoo!プレミアムに入会しないほうがお得です。
パートナーが見つかり(見つからない場合もしかり)有料会員を退会した場合、Yahoo!パートナーの利用停止だけではYahoo!プレミアムの退会はできません。それぞれ独立して利用停止しなければなりません。クレジット明細はちゃんと見ないとダメですね。特に少額の引き落としは見逃されがちになるので、結果今回の私のように、トータルで見るとバカにならない金額をドブに捨てていたということになりかねません。
退会ページのしつこさもそうですが、いまだにビジネスをやっているから、インターネットビジネスはいつまでも虚業とバカにされるのです。ちゃんと見ない方も悪いとも言われるでしょうけど、ちゃんと見ないと分からないような料金体系をUXが重視される今のインターネットサービスで分かりづらく書いているのだから、意図的に分かりづらくしているとしか言いようがないんですよね。
Yahoo!の他のサービスは分かりませんが、クレジット明細を見て謎の引き落としがあったら、ご確認を。
余談ですが、これまで一番退会しづらかったサービスはmixiとGREEでした。ガラケー時代の話なので、今はどうなっているか、知りませんけど。
(文/赤蟹)
全く同感です。 ネット関係の会社は実に胡散臭く
なるべく分からないように分からないように消費者を騙そうとする魂胆が見えます
わたしも同感です。
『説明文を読まないのが悪い』という意見もありますが、そもそもそういうサービスを提供するなら、どんなものかデカデカと画像付きで説明するべきです。
小さくチェック欄だけ見せるってテレビの※のちっさい説明文みたいで悪質ですね…
二度とYahoo!ショッピングなど契約させられそうなサービスは使いません。